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高原自治公民館(沖縄市) 防災の取り組みにも力<わした公民館>105


高原自治公民館(沖縄市) 防災の取り組みにも力<わした公民館>105 地域に必要とされる場所になっている」と話す東條渥子高原自治会長=1月28日、沖縄市高原の高原自治公民館
この記事を書いた人 Avatar photo 福田 修平

 高原地区は沖縄市の東部に位置する。区内には高原小学校や美東中学校があり、スーパーや飲食店も多く活気のある地域だ。高原自治会ではコロナ禍の影響で青年会の活動がなくなり、区民からエイサーの太鼓の音がなくて寂しいとの声が上がっているという。1月27日にはエイサー会館が実施する、エイサーなどを教える出前講座を子ども会で受け持ち、青年会活動復活の兆しも見えている。

 公民館は1984年に完成し、イベントなどが開催できるホールを備えている。公民館前には広場があり、外に置かれたいすと机は、地域の子どもらが集まる場所になっているという。

1998年の沖縄市青年まつりに出演した高原青年会

 高原自治会では、特に子ども会の活動が活発で、フリーマーケットやクリスマス会、新年の餅つき大会などの行事を開催している。防災の取り組みにも力を入れている。避難場所や危険な場所を確認する「防災さんぽ」や、災害時の避難生活を体験する防災キャンプなどの取り組みも実施する。

 高原に住む川畑ゆかりさん(64)は「地域の先輩方も活発に活動してくれている。フレンドリーで優しい人が多い」と魅力を語った。


 東條渥子自治会長から一言 コロナが明けてからは、いつも誰かが公民館にいる。地域に必要とされる場所になっていると思う。


 高原のメモ 2023年12月31日時点で8666人、3866世帯。

 (福田修平)