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若狭公民館(那覇市) 外国人多く多文化交流の場<わした公民館>106


若狭公民館(那覇市) 外国人多く多文化交流の場<わした公民館>106 在留外国人を含め地域住民の交流の場となっている若狭公民館とNPO法人地域サポートわかさのメンバー=2月7日、那覇市の若狭公民館
この記事を書いた人 Avatar photo 吉田 健一

 琉球王国時代から港町として栄えてきた若狭地域は、市唯一のビーチや波上宮などさまざまな歴史、文化、観光資源を有している。若狭公民館は地域住民や在留外国人などにとってかけがえのない交流の場となってる。

 1992年に市内5番目の公立公民館として誕生した若狭公民館は2015年度から指定管理者制度が導入され、NPO法人地域サポートわかさが運営している。わかさは、住民や自治会、学校関係者らが05年に設立した法人で、公民館以外にも若狭児童館を運営し、公民館と児童館を連携させた子どもの居場所づくりにも力を入れ、地域全体が「子どもに優しいまち」を目指す。

地域の住民らがボランティアで行う手づくりの祭りとして1997年から毎年実施されている若狭地域文化祭=2019年10月、那覇市の若狭海浜公園


 さらに、海抜が低い地域柄、防災にも取り組んでおり、子どもが楽しみながら防災知識を身につける「リッカ! ヤールーキャラバン!」など住民が主体的に防災を学べるよう趣向を凝らした取り組みを実践する。

 近年は在留外国人が多く住む地域にある公民館として、外国人と交流する催しものなどを積極的に開催し外国人と行政の橋渡し役を担う。


 宮城潤館長から一言 多文化カフェをゆるーく開催している。国籍に関係なくいろんな方に来てほしい。


 若狭公民館メモ 若狭小学校を含む、近隣の小学校6校、中学校2校の校区を対象に事業を実施している。

 (吉田健一)