【読谷】読谷村漁業協同組合(前泊克昌組合長)は14日、「海の日」を前にした企画として、都屋漁港で「おさかなフェスタ」を開催した。24人限定参加の大型定置網漁の見学会もあり、参加者は迫力あるウミンチュの漁を間近に見て楽しんだ。
参加者らは都屋漁港から出港。漁港から約2.5キロ離れた所に設置された長さ360メートル、幅60メートル、水深40メートルという県内最大級の定置網で大型のキハダマグロやガーラなどが次々と引き揚げられた。参加者から「すごい!」「大きい!」など歓声が上がった。
アバサーやグルクマなど、水揚げされた約250キロの魚の鮮度を保つ「神経締め」や「活き締め」などウミンチュの早業に、参加者らは見入った。この日は約30キロのアオウミガメもいたが、帰港後にリリースされた。
米メリーランド州から家族で読谷村へ里帰り中の児童(8)は「コバンザメが壁にくっついてびっくりした。大きなカメさんを見られてうれしい」と笑顔で話した。
定置網漁船の儀間勇人船長は「昨日まで網に入っていた約4メートルのジンベエザメは逃げてしまい残念ながら見せることができなかったが、大型のキハダマグロなどの魚を参加者に見せることができて良かった」と語った。
(喜納高宏通信員)