沖縄県の玉城デニー知事は6日、沖縄県庁前でハンガーストライキを続ける具志堅隆松さん(67)のもとを訪れ意見を交わした。具志堅さんは、戦没者の遺骨が今も多数見つかっている沖縄本島南部の土砂を名護市の辺野古新基地に使う計画の断念などを求めている。
具志堅さんは39年間、第2次世界大戦末期の激戦地だった沖縄の遺骨を探すボランティア活動を続けている。玉城知事は南部での土砂採取への対応について「いろいろ考えているさなか」とした上で「県民が深い思いを持っている。これから生きていく人たちが、鬼籍に入られた方たちとも、思いがつながるようにやりたい」と語った。ハンストは今月1日から始まり、6日が最終日。