名護市辺野古の埋め立て承認取り消しを巡り国が県を提訴した不作為の違法確認訴訟で県が敗訴したことを受け、辺野古新基地を造らせないオール沖縄会議は21日夕、判決に抗議する県民集会を那覇市の県民広場で開いた。約1500人(主催者発表)が集まり、最高裁での県勝訴に向けて気勢を上げた。
オール沖縄会議共同代表の稲嶺進名護市長は「判決は民意や歴史を全く顧みない、全て国の言い分をコピーしたような内容だった。最高裁まで戦う、その後も戦うことを確認する日にしたい」とあいさつした。
翁長雄志知事は「判決は『辺野古が唯一』との国の主張を追認する内容だった。ここまで露骨に時の為政者にすり寄った不公正な判決が出せるのかとあぜんとした。最高裁には沖縄の現状から目をそらすことなく、公平で良識ある判断を示されることを期待する」とのメッセージを寄せた。
【琉球新報電子版】
英文へ→1,500 people gather to protest against Henoko lawsuit