NHKの沖縄編「ファミリーヒストリー」100件超の応募、20日放送 国仲涼子「子に恥じない生き方したい」、今田耕司「バトンつなぎ泡盛飲める」 浦添で公開収録


NHKの沖縄編「ファミリーヒストリー」100件超の応募、20日放送 国仲涼子「子に恥じない生き方したい」、今田耕司「バトンつなぎ泡盛飲める」 浦添で公開収録 公開収録されたファミリーヒストリー沖縄編で、投稿者の話を聞く(左から)司会の寺門亜衣子アナウンサー、今田耕司、特別ゲストの国仲涼子=5日、浦添市の国立劇場おきなわ
この記事を書いた人 Avatar photo 田吹 遥子

 先祖の人生を調査するNHKのテレビ番組「あなたのファミリーヒストリー沖縄編」の公開収録が5日、浦添市の国立劇場おきなわであった。司会の今田耕司、寺門亜衣子アナウンサー、特別ゲストとして那覇市出身の俳優、国仲涼子が6組の投稿者と共に映像を視聴した。初めて明かされる家族の話と、空手や南洋移民など沖縄独自の歴史や文化が交差する展開に出演者や来場者は驚いたり、涙したりした。

公開収録後、インタビューに答える国仲涼子さん


 公開収録後にインタビューに応じた司会の今田は、古酒を大事にした曾祖父(そうそふ)の思いをたどった回に触れ「暮らしている人の歴史を知ると、より深くその土地のことが分かる。一生懸命バトンをつないだから、いま泡盛を飲めるんだと思った」と語った。国仲は「沖縄の知っている場所が出てくることはうれしかった」と笑顔。戦中戦後を生き抜いた人々の物語であることにも触れ、「子どもたちに恥じない生き方をしたい」と自らに置き換えた。

公開収録後、インタビューに答える今田耕司さん


 制作した赤上亮プロデューサーによると、100件を超える応募があった。「沖縄にはたくましく、郷土愛が強い人が多い」と印象を語り「『眉唾』な話が調べたら実話ということもある」と話した。
 沖縄での放送は20日午後7時半。沖縄放送分から抜粋した内容を11月に全国放送する。 (田吹遥子)

NHKファミリーヒストリーの公開収録に出演した(左から)今田耕司と国仲涼子=5日、浦添市の国立劇場おきなわ
NHKファミリーヒストリーの公開収録に出演した(左から)今田耕司と国仲涼子=5日、浦添市の国立劇場おきなわ