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流派超え日舞の魅力を 来月24日、国立劇場 キャラバン沖縄公演


流派超え日舞の魅力を 来月24日、国立劇場 キャラバン沖縄公演 「君が代松竹梅」の稽古をする出演者と指導する西川箕乃助(右)=10月17日、浦添市の国立劇場おきなわ
この記事を書いた人 Avatar photo 田吹 遥子

 日本舞踊協会は日本舞踊キャラバンの沖縄公演を12月24日、浦添市の国立劇場おきなわ大劇場で開く。昼の部は正午、夜の部は午後4時開演。日本を代表する日本舞踊家の演舞や「暁節(あかつぃちぶし)」をアレンジし、京舞で見せるなど、琉球古典音楽とのコラボレーションも披露する。

 文化庁のアートキャラバン事業の一環。沖縄在住の日本舞踊家による「君が代松竹梅」や、吾妻流の二代目吾妻徳穂による「八月十五夜の茶屋」、西川流の西川箕乃助(みのすけ)ら日本舞踊家5人が流派を超えて結成した「五耀會(ごようかい)」による「七福神船出勝鬨(しちふくじんふなでのかちどき)」など5演目を予定している。

 日本舞踊協会理事常任理事の西川箕乃助は「これだけ大規模な日本舞踊の公演はほぼ初めて。芸どころ沖縄で日本舞踊についても知っていただければ」と来場を呼びかけた。

 入場料は5千円。

 (田吹遥子)