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豊かな音色響き渡る 新報音楽コンクール入賞者演奏会


豊かな音色響き渡る 新報音楽コンクール入賞者演奏会 全部門の最優秀賞に当たる特賞を受賞した松本亜依さん=17日、那覇市泉崎の琉球新報ホール
この記事を書いた人 Avatar photo 田吹 遥子

 第56回新報音楽コンクール(琉球新報社主催、ラジオ沖縄共催)の入賞者演奏会と表彰式が17日、那覇市泉崎の琉球新報ホールであった。本選で入賞を決めたピアノ、弦楽、管打、声楽の4部門49人のうち47人が出演した。表情豊かな音色で、日頃の鍛錬の成果を披露した。

 今回はピアノ40人、弦楽21人、管打27人、声楽20人の合計108人の応募があった。

特賞と弦楽部門の最優秀賞に当たる数和子賞を受賞した島田優香さん
=17日、那覇市泉崎の琉球新報ホール

 全部門の最優秀賞に当たる特賞を受賞したピアノ一般の部1位の松本亜依さん(19)=県立芸大1年=はS.プロコフィエフの「ピアノソナタ第3番イ短調Op.28『古い手帳から』」を演奏した。「選ばれるとは思っていなかった」と喜びを語り「連打する音を、手帳を書きつづるように表現した」と振り返った。

 全部門の最優秀賞に当たる特賞と弦楽部門の最優秀賞に当たる数和子賞を受賞した、一般の部1位の島田優香さん(24)=県立芸大院2年=はM.ラヴェルの「ツィガーヌ」を演奏した。W受賞に「励ましを受けたと思っている」と感謝を伝えた。「楽しく演奏ができた」と話した。

(田吹遥子)