琉球舞踊穂花会師範の川満香多らが「宮古島組踊会」を発足した。旗揚げ公演が7日午後2時、宮古島市のマティダ市民劇場である。宮古島市出身の舞踊家、下地心一郎作の新作組踊「西里兄弟」(川満香多演出・指導)を披露する。
宮古島市出身の川満は組踊会の発足に「宮古では組踊の上演機会が少ない。宮古で組踊を根付かせたい」と意気込む。川満を代表に、立方は穂花会のメンバーなど宮古島出身、在住の舞踊家が所属する。自身の名前を冠にせず「宮古島組踊会」としたのも「宮古出身の舞踊家に続けてもらいたい」という思いからだ。
今回披露する「西里兄弟」は、兄弟愛がテーマ。父に先立たれた鶴松(下地)と亀千代(砂川博仁)は母(瀬名波知佳)の世話をしながら暮らしていたが、人を売り飛ばしている盗賊(フェーレー)の頭(川満)たちに見つかってしまう。
一般3千円、高校生以下千円(当日500円増し)。問い合わせは電話090(1179)8961(川満)。
(田吹遥子)