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「二度とできない展示」人間国宝らの染織114点 石垣で「桃原用昇コレクション」10月20日まで 沖縄


「二度とできない展示」人間国宝らの染織114点 石垣で「桃原用昇コレクション」10月20日まで 沖縄 多くの染織作品が展示されている桃原用昇コレクション八重山展=2日、石垣市民会館中ホール
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 石垣市出身で角川書店元専務の桃原用昇(ようしょう)さん(82)が長年にわたり収集した染織作品を展示する「沖縄の染と織の至宝ー桃原用昇コレクション八重山展ー」(石垣市、市教育委員会主催)が2日、石垣市民会館中ホールで開幕した。入場無料で20日まで。昨年、沖縄美ら島財団主催で県立博物館・美術館で開催された展示会の87点を上回る114点を展示している。

 展示会は人間国宝の鎌倉芳太郎さんや祝嶺恭子さん、今年「八重山上布」で人間国宝に認定される予定の新垣幸子さんら、9作家の染織作品が並ぶ。2~8日の前期、11~20日の後期に分け、一部作品を入れ替える。開館は午前9~午後7時まで。9~10日は展示替えで閉館。

 2日、市民会館でオープニングセレモニーがあり、関係者がテープカットで祝った。桃原さんは「二度とできないような素晴らしい展示になっている」と多くの来場を呼びかけた。

 (照屋大哲)