福地組(嘉手納町、福地一仁社長)は、11日にオープンする那覇市の東町ビルをリノベーションした「ハブアグッドデイ東町ビル」のお披露目会を7日、同ビルで開いた。スナックビルにコワーキングスペースやカフェなどが備わった複合施設に生まれ変わった施設で、幅広い年代の誘客を図る。
飲食店が入居していた築32年の東町ビルを改装した。6階建てのうち、5階~屋上を新たに改装。5階は昼はドーナツカフェ、夜は居酒屋にするなど、1室に一事業者が入居するという従来の常識を取り払った。
2~4階に入居するスナックなどは引き続き営業する。1階のエントランスはキッチン屋台やアートの設置で、明るい雰囲気を出した。
福地社長は新しい建物の建設で景観が良くなる一方で、飲食街の文化が失われてしまうことに懸念を示し「東町に元々いた人の居場所を残すことで、文化を継承できる」と話した。
(與那覇智早)