JAおきなわと食品加工のダイユウ産業(豊見城市、友寄喜隆社長)は県産の黒糖と塩を原料とした「沖縄産黒糖ひとくち丸(塩入り)」を共同開発した。25日からJAおきなわ31店舗で発売する。
「ひとくち丸」は、内閣府の補助事業を活用して商品化。県内の農業、建設業の従事者や観光客に60万袋のサンプルを配布した。県内外から販売を希望する声が寄せられたため、販売の時期を予定より早めた。
小浜産の黒糖を顆粒にして丸く固めており、口に入れるとさっと溶ける。ダイユウ産業の友寄社長は「かまなくても食べられるので高齢の方からも好評だ。熱中症対策に役立ててほしい」とPRした。
JAおきなわ特命プロジェクト推進室の白坂進一室長は「農産物を使っていい商品を作ることで、生産者の意欲向上につなげていきたい」と話した。 (與那覇裕子)