有料

沖縄ガソリン188円40銭 13週ぶり値下がり 補助金拡充の影響


沖縄ガソリン188円40銭 13週ぶり値下がり 補助金拡充の影響 ガソリン小売価格の推移
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 経済産業省が21日発表した19日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は、前週調査から2円80銭安い182円ちょうどだった。値下がりは2週連続。ただ下落幅は小幅だった。政府が価格抑制のための補助金を拡充した影響が表れ、47都道府県全てで値下がりした。県内の19日時点のレギュラーガソリン価格は188円40銭で、過去最高値となった前週より2円80銭値下がりした。値下がりは6月19日調査時点以来、13週ぶりとなる。

 今回は補助金により24円の抑制効果があった。補助がなければ206円だったことになる。最安は岩手県の176円50銭で、最も高かったのは長崎県の192円ちょうどだった。

 政府は7日からガソリン価格を170円台に抑えることを目指して補助を拡充した。ただガソリンスタンドに高値圏で仕入れた在庫が残っているため、補助金効果が反映されるのに時間がかかっている。ガソリン価格を調査した石油情報センターの担当者は「円安や原油高は続いているが、補助金の抑制効果で来週も価格は下がる見通しだ」と話した。

 政府は10月5日から年末までは価格が175円を超えないようにする方針で、補助をさらに引き上げる計画だ。

 ハイオクガソリンの全国平均は2円90銭安い192円80銭となった。
(共同通信)