9月22日はしまくとぅばで柑橘(かんきつ)類を表す「クニブ」にかけ、シークヮーサーの日。県シークヮーサー消費推進協議会(会長・前田典男JAおきなわ理事長)は同日、浦添市のサンエー浦添西海岸パルコシティで記念イベントを開催した。シークヮーサージュースや果汁などをはじめ、シークヮーサー果皮を利用した香り付き消毒液の即売などを通して消費拡大を呼びかけた。
前田会長のほか、前門尚美農林水産部長らが出席。ラジオ沖縄(ROK)の公開放送もあり、イベントを盛り上げた。
今期は台風6号の被害なども少なく、例年通りの生産状況だという。シークヮーサーの産地である大宜味村の友寄景善村長によると、現在は加工用シークヮーサーが旬を迎えており、農家は早朝から収穫に精を出している。
シークヮーサーの加工商品の製造も手掛ける沖縄ハム総合食品の長濱徳勝会長は「シークヮーサーは約9割が加工に用いられるため、これからも責任感を持って商品を作っていく。将来的には生産量1万トンを目指してほしい」と生産拡大に期待した。
(福田修平)