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「ホテルを出ると仕事場所がない」沖縄出張で困ったらパレットに“マイ”オフィス リラーク那覇が開業


「ホテルを出ると仕事場所がない」沖縄出張で困ったらパレットに“マイ”オフィス リラーク那覇が開業 パレットくもじに開業した共用のワークプレイス「リラーク那覇」=12日、那覇市の同所
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 那覇市のパレットくもじを管理する久茂地都市開発(那覇市、我那覇学社長)は13日、同所8階に会議室や個室などの共用ワークプレイスを提供する「relark(リラーク)那覇」を開業する。東急(東京)が全国展開するサービス。今回の事業提携で、県内初出店となった。約500平方メートルで、総数で111席。内訳は個人54席、大小会議室が各一室を備えた。防音室やソファ席などもある。

 入会は無料、料金は会員とビジター価格で設定。ドリンクや菓子類を無料で提供し高速ワイファイを完備している。複合機やロッカーなどもある。利用時間は午前8時半~午後8時半。

 東急は全国に共用ワークプレイス「ニューワーク」を約500店展開。リラークはさらに居心地の良さにこだわった店舗として那覇が5カ所目となる。会員は32万人、450社で月8万人が利用しているという。

 開業を前に12日に会見した我那覇社長は「ビジネスで来県する人は多いが、ホテルを出た後に仕事をする場所がないと聞いている」と需要を予測し、当面の稼働率3割を見通す。「百貨店との相乗効果も狙っていきたい」と利用拡大を期待した。

 東急の堀江正博社長は「ニューワークのプレミアムブランドだ。デパートへの来店動機になってくれると思う」と話した。

 (謝花史哲)