沖縄ツーリスト(OTS、東良和会長)と契約する県内観光施設などでつくるOTSパートナーズネットワーク(東江和志会長)は20日、通常総会を那覇市のダブルツリーbyヒルトン那覇首里城で開いた。2023年7月~24年6月までの収支予算で、昨年は550万円だった誘客費用を1700万円に増額する案などを承認した。
事業計画では、潜在顧客の沖縄旅行を顕在化させる「デジタルDMOプラットフォーム」などに力を入れる。
総会後、OTSの東会長が「沖縄観光と沖縄ツーリストの将来展望」というテーマで講演した。入域客数が最大となった19年は、入域客数は1千万人を上回ったものの、人泊数は目標値を下回っていたことに触れ、「高い経済効果を生むために、長期滞在者の多い米ハワイを目指して入域客数ではなく人泊数に力を入れる必要がある」と指摘した。
(與那覇智早)