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【動画あり】琉球海運の新RORO船が就航 かりゆしⅡ、同社最大級の搭載能力 九州を往復 


【動画あり】琉球海運の新RORO船が就航 かりゆしⅡ、同社最大級の搭載能力 九州を往復  関係者らに公開された琉球海運の新RORO船「かりゆしII」=16日午前、那覇市の那覇新港ふ頭(小川昌宏撮影)
この記事を書いた人 Avatar photo 當山 幸都

 琉球海運(那覇市)の新造船「かりゆしⅡ」が16日から、貨物を積み定期就航を始める。貨物を積んだ車両や荷台ごと輸送するRORO船(ロールオン・ロールオフ型貨物船)と呼ばれる大型船で、同社が所有する7隻のうち最大級の搭載能力を持つ。博多―鹿児島―那覇の九州航路を週2往復する。

 全長181・5メートル、幅26メートル、総トン数は1万1614トン。これまで使用していたRORO船「かりゆし」の後継で、積載能力は「かりゆし」の3割増の40フィートトレーラー168台、乗用車281台分。同一サイズの標準RORO船と比較して省燃費性能が34.8%削減され、省エネルギー効果も見込む。

 建造された広島県を出航して15日夜に那覇新港に到着した。16日は出航に先立ち、報道陣や取引先など関係者に船内が公開された。友利文輝船長は「従来の船より揺れが少なく安定性もある。沖縄にかりゆし(縁起がよいこと)を広げていけるような船にしたい」と話した。