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浦添西海岸にリゾートホテル建設 東急不動産が17階建て280室 来年秋の着工、28年開業を計画 


浦添西海岸にリゾートホテル建設 東急不動産が17階建て280室 来年秋の着工、28年開業を計画  ホテル建設が計画される浦添市の西海岸地域=2018年撮影(資料写真)
この記事を書いた人 琉球新報社

 東急不動産(東京)は、浦添市港川の西海岸に面した、米軍牧港補給地区沖の礁池(イノー)、通称「カーミージー(亀瀬)」に隣接する約1万1千平方メートルの土地で、リゾートホテルの開発構想を進めている。地上17階建て、280室を想定しており、来年秋ごろに着工し、2028年中の開業を目指す。ホテルブランドは未定。

 敷地面積1万1059平方メートル、延べ床面積は3万2900平方メートルで、付帯施設はレストラン以外未定。27年秋までに完成させる予定。

 都市計画法で駐車場は2階建てまでと定められているが、近隣住民の理解が得られれば建設が認められるため、同社は敷地内に5階建て駐車場の建設を予定している。

 東急不動産は県内で恩納村のハイアットリージェンシー瀬良垣アイランド沖縄、那覇市の東急ステイ沖縄那覇、来年4月に開業予定の豊見城市のストーリーライン瀬長島を展開しており、浦添市への進出で4カ所目となる。

 同社は20日と25日、地元自治会を対象に説明会を開催した。25日に浦添市の港川自治会で開いた説明会では、市が定める里浜条例(浦添市里浜の保全及び活用の促進に関する条例)に基づいた開発や、ホテル開発予定地周辺の海を従来通り市民も利用できるようにすることなどを求める声が上がったという。

 東急不動産の担当者は「国際水準のホテルとなるよう、浦添市や地域の皆さまとともに検討を進める」と話した。  同地域では16年に、別の事業者によるリゾートホテルの開発構想があったが、頓挫していた。 

(與那覇智早、藤村謙吾)