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沖縄ポッカ食品が年内で工場閉鎖、解散へ 「さんぴん茶」は委託製造で販売継続


沖縄ポッカ食品が年内で工場閉鎖、解散へ 「さんぴん茶」は委託製造で販売継続 年内の閉鎖が決まった沖縄ポッカ食品の工場=7日、東村平良
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 【東】沖縄ポッカ食品(東村、北村嘉洋社長)の同村平良の工場が、建屋や設備の老朽化、人材不足に伴い、年内に閉鎖される。従業員24人については会社が再就職を支援する。同工場で生産されている「沖縄ポッカさんぴん茶」やグァバ茶は県内外の飲料工場に委託し製造、販売を続ける。沖縄ポッカ食品は年内で解散する。

 工場は1979年にパイン工場として操業を始めたが、工場を運営していた会社と当時のポッカコーポレーション(愛知県)が合弁化し、90年に飲料工場へ転換した。3年ほど前から従業員を募集しても集まらない状況が続き、工場の稼働時間を4時間短縮して操業していた。工場跡地の利用は現時点で未定。

 従業員は名護市や大宜味村のほか東村からも5人ほどが通っている。同社は従業員本人の希望を最優先に、東村の企業を希望する場合も再就職を支援する。

 沖縄ポッカ食品の新垣登志夫取締役業務部長は取材に対し「行政や村民にお世話になった工場はなくなるが、東村との関わりは続けていきたい」と謝意を示した。

 関連会社で、県内でポッカ製品を取り扱う沖縄ポッカコーポレーション(那覇市)の大嵩利典営業部販売課長は「工場の閉鎖は残念だが、これからも県産品として『さんぴん茶』を県民の皆さまに支えてほしい」と求めた。

 東村の當山全伸村長は「存続してほしいが、会社の方針なので仕方ない。施設を使って他の企業が入ってくれれば」と述べた。

(武井悠)