沖縄海邦銀行はこのほど、生成AI(人工知能)を使ったテレビCMを制作した。15日から放送される。AIを使って映像やBGM、ナレーションまでを生成しており、同行によると金融機関としては全国初の取り組みだという。
これまでも海銀のウェブサイトやマスコット「かいホーくん」などを手掛けてきたOTOSO(東京)が協力し、近未来、SDGs、多様性の3パターンを制作。中小企業の取引先を多く抱える同行の経営ビジョンや中期経営計画の内容、海や自然など沖縄のイメージを文字情報で入力し、何万パターンも試行して映像を生成した。
高良彦行総合企画部長は「小さい銀行でも面白いことができる。県内の中小企業の皆さまにも、AIやDX(デジタルトランスフォーメーション)をビジネスに生かしていってほしいというメッセージを込めた」と話した。
(當山幸都)