天然繊維抽出機を用いたパイナップル葉繊維を製造するなど第6次産業を展開するフードリボン(大宜味村、宇田悦子社長)はこのほど、台湾の中原大学と「中原大学沖縄USR(社会責任)研修センター」を那覇市の那覇バスターミナル2Fの那覇OPA内に新たに設立した。主に台湾と沖縄の学生らの交流拠点として活用し、地域創生や社会課題の解決に連携して取り組む。
同所で開所式とMOU(基本合意書)の調印式が9日、開かれ、中原大学の李明彦室長が「地域社会と産業、文化のつながりを築くだけでなく、国際交流の機会を生かし、学生たちを国際的な視野に導く役割を期待する」とあいさつした。
開所式のため沖縄を訪れた中原大学の学生ら20人は名護市を訪問し、関係者へのヒアリングを通してまちづくりやスマートシティの取り組みについても学んだ。
(普天間伊織)
※注:李明彦室長の「彦」は旧字体