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適応課題を特定 自己変革に必要 公庫フォーラムで角野氏


適応課題を特定 自己変革に必要 公庫フォーラムで角野氏 経営者に求められる自己改革力などについて解説する角野然生氏=22日、那覇市のロワジールホテル那覇
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 沖縄振興開発金融公庫は22日、那覇市のロワジールホテル那覇で、経営環境の変化と求められる自己変革力を主題にフォーラムを開いた。基調講演で前中小企業庁長官の角野然生氏が登壇し「自己変革するには考え方自体を変える必要がある適応課題に気づくことが重要だ」と指摘し、経営者と社員の意識のずれなど本質的な課題に対応する必要性を挙げた。

 角野氏は生産性や人材確保など「表の課題」の前に、経営陣と社員、各部門間の意識のかい離など「本質的な課題、適応課題を特定することが重要だ」と説明。その結果として、能動的な行動が生まれる「内発的動機付け」につながり、問題の解決に結びつくとして、経営者と社員の間に第3者が入る「伴走支援」の必要性についても紹介した。

 (謝花史哲)