25日のクリスマスを前に、県内スーパーなどでクリスマスプレゼントの駆け込み需要が高まっている。各店とも創意工夫を凝らした商戦を繰り広げ、購入客向けのセルフラッピングカウンターを設ける店舗も。クリスマスが月曜日に当たる今年は、週末にかけて購入客らでにぎわいそうだ。
イオン琉球は、子ども向けの商品の売れ行きが全体で前年比約10%増加している。そのうち、ゲーム関連商材は同75%増、男児用おもちゃは同29%増、クリスマスパーティー向けの菓子類も同30%増となった。
クリスマス商戦期は例年、ラッピングの待ち時間が長くなるため、来客の負担減などのため購入者自身が贈り物を包装できるセルフラッピングカウンターを県内4店舗に設置した。自作のメッセージカードも添えられるため人気だという。
サンエーも前年より売上は増加傾向にあるという。電子関係のおもちゃが人気で、担当者は「今年の売れ筋は『すみっコぐらし』のスマートフォンやパソコンのおもちゃなどだ」と話した。昨年はポケモンのテレビゲームが好調でおもちゃが苦戦していたが、今年はキャラクターものの純玩具(がんぐ)も好調だという。
トイザらス那覇新都心店の店長は「最近はオンラインで買う人も多く、店舗で買う人は年々減少傾向にある」とし「駆け込み需要で店内が大行列の状態が続いている」と大繁盛の様子。
例年は店舗の入り口に子ども向けのおもちゃ売り場を設置していたが、今年は大人もターゲットにした家庭用ゲーム機「ニンテンドースイッチ」関連などの商品を配置している。
(與那覇智早)