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11月景況、判断据え置き おきぎん経研 「回復している」


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 おきぎん経済研究所は27日発表した11月の県内景況で、前月上方修正した「回復している」との判断を据え置いた。全国旅行支援の縮小により、ホテル稼働率など観光関連で前年を下回った指標はあるものの、キャンプシーズンも控え好調な観光需要は続くと見通す。

 【個人消費】主要指標はいずれも前年同月を上回った。スーパーや百貨店の売上高は来客数増加や物価高による単価上昇、お歳暮商品の売り上げ伸長などが下支えしている。自動車販売台数も新車、中古車いずれもプラス幅が縮小したが、前年比で増加が続く。

 【建設】11月の公共工事請負額は306億2700万円で前年比78.9%増だった。年度累計でも13.3%上回る。生コンとセメントの出荷量を含め、主要指標はどれも前年を上回っている。

 【観光】ホテル稼働率はシティ、リゾート、ビジネスのいずれも前年を下回った。全国旅行支援が縮小されて個人客の減少などが影響し、宿泊収入も24カ月ぶりに前年を下回った。物価上昇もあって客室単価を下げる動きは限定的となっている。 

(當山幸都)