ステーキチェーン「やっぱりステーキ」を展開するディーズプランニング(那覇市、義元大蔵社長)は23日までに、那覇市久茂地の沖縄おでんが食べ放題で観光客にも人気の飲食店「おふくろ」を事業承継した。2月9日に新装開店する。
浦添市で約50年前に開業したおふくろは、つぎ足してきた秘伝のだしで作ったおでんが多くの人に愛されてきた。総菜と合わせ食べ放題サービスも人気だった。経営者の夫婦が高齢になり、11月に閉店。知人の仲介を受けた義元社長が「魅力のあるお店だ。そのまま終わらせられない」と引き継ぐこと決めた。
ディーズプランニングは、だしとレシピも継承。サービスも引き継ぐが、価格は値上げを検討している。義元社長は「先代夫婦は80歳を過ぎ、『営業を続けられない』と相談を受けた。観光としても魅力的な飲食店だ。味を守り、今のイメージそのままに運営していきたい」と語った。
(謝花史哲)