沖縄県が26日発表した生鮮食品を除く県内消費者物価指数の2023年平均(20年=100)は、前年比3.6%増の106.1となった。4.8%増えた1981年に次ぐ伸び幅で、この間は3.5%以上増えたことはなかった。上昇は2年連続。
上昇率は22年の2.5%から拡大。原材料価格の上昇などを背景に食料を中心に値上げが広がり、家計の負担が増したとみられる。
消費者物価指数は県が毎月公表し、家計が支出する主要な商品やサービスの値動きを示す。食料品や家電製品、電気代など身近な品目の価格動向を追って、天候による価格変動が大きい生鮮食品を除いた指数が重視される。
(謝花史哲)