食物アレルギー サポートを開始 能登地震被災者支援 沖縄


食物アレルギー サポートを開始 能登地震被災者支援 沖縄 能登半島地震の被災者に向けて食物アレルギーヘルプデスクを開設したアレルギー対応沖縄サポートデスクの高倉直久代表理事(右)、事務局の栩野浩氏=5日、那覇市のホテルパームロイヤルNAHA
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 アレルギー対応沖縄サポートデスク(アレサポ、高倉直久代表理事)は、能登半島地震の被災者が沖縄に一時避難する際の「食物アレルギーヘルプデスク」を1月29日、開設した=写真。アレルギーを持つ避難者や避難者を受け入れる宿泊事業者に向けて相談窓口を設け、質問や相談に対応する。

 事務局によると、食物アレルギーを持つ人は人口の約3%で、高校生を含む子どもでは約6%いるという。県が受け入れを表明した300人規模の一時避難でも、一定数の食物アレルギーを持つ人の来県が予測される。
 災害時に、救援物資が食べられなかったり、一時避難先での食材や外食、医療などの情報がないことに不安や苦労を感じたりする人を対象に、事務局が避難者へ県内医療機関の情報提供や、宿泊事業者などからのアレ
ルギー対応の相談に乗る。

 高倉代表理事は「アレルギーがある方も安心して沖縄に来てほしい」と話した。
 一時避難者のアレルギーの相談は、098(996)2285。月、木、金曜の午前10時~午後4時。 (與那覇智早)