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花のエキスをスパークリングに グランディール社 宮古産ハイビスカスで


花のエキスをスパークリングに グランディール社 宮古産ハイビスカスで 新商品をPRするグランディールの田島理恵子社長(左)と髙橋伸次専務=19日、那覇市の琉球新報社
この記事を書いた人 Avatar photo 普天間 伊織

 県産ハイビスカスを使用した商品を開発、販売するグランディール(那覇市、田島理恵子社長)は、宮古島産ハイビスカスの花びらから抽出したエキスを使用したリキュール「Hana Hana Beni PETALS(ハナハナベニペタル)」の販売を開始した。花びらの抽出エキスを使用したスパークリングの販売は世界初。

 1日から那覇空港内店舗とオンラインショップで販売しており、今後は県内販売店やリゾートホテルなどにも販路を拡大する予定。500ミリリットルで価格は3960円(税込み)。

 アルコール6%で飲みやすく、ハイビスカスの鮮やかな紅色が特徴。パッケージデザインも花びらをイメージし、華やかに演出した。

 同社は2006年に設立。ハイビスカスのシロップやパウダー、スキンケア用品などを開発。ハイビスカスの飲料には海外産のローゼル種が主に使用されているが、同社では輸入品を使わず宮古島産ハイビスカスにこだわっている。

 田島社長は「沖縄で昔から食用、飲料として親しまれてきたハイビスカスを県外、海外にもアピールしたい」と意欲を見せた。

(普天間伊織)