沖縄こどもの国、安全性高い公衆Wi-Fi設置 県内初 SNS環境整備「オープンローミング」に対応


沖縄こどもの国、安全性高い公衆Wi-Fi設置 県内初 SNS環境整備「オープンローミング」に対応 こどもの国の新たなWi-Fiの設置を報告する(左から)ワイヤ・アンド・ワイヤレスの向吉智樹社長、桑江朝千夫沖縄市長、沖縄セルラー電話の宮倉康彰副社長=6日、沖縄市役所
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【沖縄】沖縄市と沖縄セルラー電話、ワイヤ・アンド・ワイヤレスは6日、沖縄市役所で同市の沖縄こどもの国に安全性と利便性を備えた、公衆Wi―Fi基盤「オープンローミング」に対応したフリーWi―Fiの提供を開始したことを発表した。同サービスの設置は県内初で、1日から開始している。来園者がスムーズにSNSなどに写真をアップロードする環境を整えるなどのため導入したという。

 オープンローミングは、世界的な規模で運営される無線LANサービス関連事業者の業界団体が推進する無線LAN。また一度の設定で、国内外のオープンローミング対応のWi―Fiに接続でき、従来のフリーWi―Fiより情報流出などセキュリティ上の懸念が改善されている。

 国内の導入は東京都や京都市、函館市、姫路市に続き5カ所目で、国外では100を越える国で利用されているという。

 桑江朝千夫沖縄市長は「こどもの国は国内外から多くの観光客が来る。全ての来場者が安心してネットを利用できる環境を整備できてうれしく思う」と述べた。

 (福田修平)