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ワーケーション 海外の事例紹介 推進協が幹事会 沖縄


ワーケーション 海外の事例紹介 推進協が幹事会 沖縄 沖縄リゾートワーケーション推進協議会幹事会の参加者ら=8日、那覇市のパシフィックホテル沖縄
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 沖縄リゾートワーケーション推進協議会は8日、幹事会を那覇市のパシフィックホテル沖縄で開いた。玉川大学の家長千恵子教授と山梨大学の田中敦教授がワーケーションの展望や海外の事例などについて基調講演した。

 家長氏は、通常の観光に行く際に使われる有給の取得率は34・7%だが、ワーケーションの場合だと44%に上がると説明。「テレワークの実施意向は増加傾向にあり、一定の定着率が見込める。休み方改革が進むなど、コロナ禍を経て仕事と家族を見詰め直す動きがある」と話した。

 田中氏は、国内外を問わずノマド(遊牧民)のように旅をしながら仕事をする「デジタルノマド」について説明し、海外のデジタルノマドを誘致した福岡市の事例を紹介した。

 幹事会では、昨年11月に開催したワーケーションを推進する週間のSNS告知実績などを共有した。24年度も11月にワーケーションウイークを設ける。 

(與那覇智早)