日本航空(JAL)グループは13日から、那覇空港国内線A保安検査場に、新保安検査レーン「JAL SMART SECURITY(スマートセキュリティ)」を全5レーンで導入する。高度化された装置により円滑な保安検査が可能になる。従来の検査機器よりも1レーン1時間当たり2倍程度の利用客が通過でき、繁忙期の混雑時などでは最大で20分の時間短縮ができる。
X線CT検査装置による3次元画像を用いたX線検査が可能となり、手荷物の中のパソコンや液体物を取り出さずに保安検査ができる。同レーンの全面導入は羽田空港に続き2例目。設置レーン数は従来の8レーンから5レーンに縮小するが、3人同時の検査準備や追い越しが可能なスマートレーンも設置するため、速やかに検査場を通過できる。
(與那覇智早)