沖縄県内工業地の価格は前年比4.6ポイント減のプラス9.5%だった。海運・航空ともに貨物輸送量は増加傾向にあることから地価上昇は継続しているものの、供給が限定的で需要超過が続いている。特に需要が高い大規模な工業地が不足しており、地価上昇は頭打ちとなった。
地価公示の工業地の調査地点は那覇市、浦添市(2地点)、糸満市、豊見城市にある計6地点。上昇率は豊見城市豊崎のプラス13.9%を筆頭に、糸満市西崎町の同11.0%、浦添市の同10.9%と続いた。価格が最も高いのは豊見城市豊崎で1平方メートル当たり16万4千円となる。
(梅田正覚)
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