サンゴ保全　見て、触れて　名護　かりゆしビーチに体験施設

　沖縄県内ホテル大手のかりゆし（恩納村、玉城智司社長）は6日、名護市喜瀬のかりゆしビーチ内に、サンゴの苗作り体験などができる「かりゆしサンゴパーク」を開設した。利用は3日前までの予約制で、当面は電話でのみ受け付ける。6歳以上が対象。料金は1組4人の場合1人当たり6600円。

　施設では10センチほどの土台に約10～20センチのサンゴの苗を針金で固定する苗作り体験のほか、サンゴが生きている海を再現したプールで熱帯魚やヒトデに触ることができる。グラスボートで沖にあるサンゴの育成地が観察できるメニューも用意。座学も含め一体的な体験を通じて、海やサンゴの大切さ、保全活動の取り組みを伝える。

　同日開かれた記念セレモニーで、玉城社長は「施設を通じて子どもたちに沖縄がすごいということを感じてもらいたい」とあいさつした。

　苗作りを体験した池原妃南さん（10）は「サンゴはごつごつしていた。大きく元気に育ってほしい」と願った。詳細と予約は電話0980（52）4093。

　（武井悠）