県立農業大学校(金城靖校長)の開校式が16日、宜野座村松田の同校で開かれた。施設老朽化などで名護市大北から移転した。入学式も開かれ、新入生31人が学生生活を踏み出した。
1975年に開設した農業研修センターが前身で、79年に大学校として運営を開始し、これまでに1673人が卒業した。新校舎には新たに牧草採草地や農業機械運転練習場を完備している。
開校式で玉城デニー知事は「農業者の育成機関としてより一層力を入れて取り組んでほしい」とあいさつした。入学式で新入生の森澤小晴さんが「優れた農業経営者を目指す」と力強く宣言した。
(新垣若菜)