電話の本社ビル（提供）
島袋 良太 身体的、精神的、社会的に良好である「ウェルビーイング」の発想で優れた職場環境を認証する「WELLビルディングスタンダードバージョン2」で、沖縄セルラー電話（那覇市、菅隆志社長）の本社ビルが最高位のプラチナ認定を受けた。「WELL認証」を受けているのは世界で約2万3千件、日本では146件。沖縄セルラーの点数は97点で国内最高となった。県内事業者では初の取得という。
26日に認証を発表した菅社長は「優秀な人材の確保や離職の予防につながる。社員の意識や行動に結び付くポジティブなサイクルで発展を続けたい」と強調した。社員の働く環境の改善で、生産性や企業価値の向上を図っていく。
セルラー本社ビルは2013年に完成した。「WELL認証」は審査点のおよそ半分が建築物の設備面で構成し、残り半分は人事制度や福利厚生、健康づくりなどの環境を評価する仕組み。
セルラー本社には自転車通勤のための駐輪場や「座りっぱなし」を避けるための上下可動式のデスク、シャワーや休憩スペースが整っていることも評価された。（島袋良太）
