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6カ月連続で「回復」 おきぎん経研、3月の沖縄県内景況


6カ月連続で「回復」 おきぎん経研、3月の沖縄県内景況 イメージ
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 おきぎん経済研究所は30日発表した3月の県内景況で「回復している」と判断した。6カ月連続。個人消費は物価高の影響を受けながらも増加し、建設関連も堅調に推移している。観光は外国人観光客が増加しているとし、景気判断を据え置いた。

 【個人消費】スーパー売上高は22カ月連続で前年同月を上回った。ホワイトデーやひなまつりなどのイベント関連商品が好調に推移。家電も新生活向けの販売が好調で前年同月を上回った。百貨店売上高はインバウンド(訪日客)による売上増などで8カ月連続で前年同月を上回った。

 【建設】公共工事請負金額は前年同月比11・1%減の754億5900万円で2カ月連続の減少。発注者別でみると、独立行政法人などが89・4%減、市町村が33・1%減だった一方、国13・9%、その他公共的団体202・7%、県15・8%とそれぞれ増加した。

 【観光】ホテル客室単価(シティ・リゾート)は1・7%増で14カ月連続で前年同月を上回ったものの、宿泊収入は6・4%減と28カ月ぶりに下回った。全国旅行支援終了の反動などが要因となったとみられている。 

(当間詩朗)