東京商工リサーチ沖縄支店は1日、4月の県内企業整理倒産状況(負債総額1千万円以上)について、倒産件数は3件、負債総額は1億8800万円だったと発表した。前年同月と同件数で、いずれも新型コロナウイルス関連の倒産だった。
2024年累計17件の倒産のうち、コロナ関連は13件と全体の76・6%を占め、コロナ禍から立ち直れない企業の破綻が目立っている。
倒産したのは那覇市のダイビングショップと印刷業、大宜味村の土木工事業の3社。
倒産件数は14年11月以降、114カ月連続で一桁台(ゼロを含む)と小康状態が続くが、担当者は「コロナ禍と昨今の物価高騰の影響を受け、小規模企業では倒産が続いている状態だ」と指摘した。
(新垣若菜)