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業種別、観光関連が上位に


業種別、観光関連が上位に 那覇市内(資料写真)
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 業種別では全17業種のうち売上高を伸ばしたのは14業種で、前年より4業種増えた。最も伸び率が高かったのは増収率72・3%だった「不動産・物品賃貸」(那覇空港ビルディング1社)。2位は3年ぶりに200億円台を回復したザ・テラスホテルズ1社の「ホテル」(増収率51・6%)で、観光関連の伸びが目立った。

 3位は「自動車・建機」で増収率40・2%。グループ3社の自動車販売部門を引き継いで前期比131・7%の大幅増収となった沖縄トヨタ自動車がけん引したほか、前年の半導体不足が緩和されて車の納期が短縮されるなどし、対象5社全てが売上高を伸ばした。4位の「輸送(陸・海・空)」は28・1%増。入域観光客数の増加を反映して外食、ホテルなどへの貨物輸送が増加。自動車販売の好調を背景に車両自体の輸送も増えた。5位の「エネルギー」(電気・石油・LPG)は22・2%増。対象は10社。3年ぶりに売上高ランキングで県内1位となった沖縄電力は、火力燃料の価格変動分を電気料金に反映させる燃料費調整制度による値上がりや、コロナ禍収束で需要増加などがあった。金額面で最も大きい「小売店」(13社)は2・0%の増収で業種別増収率では14位だった。減収だったのは「娯楽・その他サービス」で6・2%減。「新聞・放送・広告」と「その他製造」は増減0%だった。

 (島袋良太)