2023年度の県内企業売上高ランキング100社の業種別増収率は「不動産・物品賃貸」(1社)が25・8%増で最も大きかった。次いで「輸送」(5社)が14・4%増となり、機体や提供座席数の増加など旅行需要の取り込みにより増加につながった。前年度の減収から1業種が増収に転じ、全17業種のうち14業種が売り上げを伸ばした。
3位の「自動車・建機」(5社)は12%増加した。自動車の半導体不足の影響が和らいで新車の供給制限が緩和し納車が進んだほか、レンタカーの需要増が奏功した。
4位は「飲食料品・雑貨」(18社)で仕入価格高騰に伴う販売単価の上昇から対象18社全てで増収となった。スーパーなどでは来店客数が増加した上に、販売単価の上昇もあり売上高を押し上げたとみられる。
グループ企業の売上高ランキングでは、22社が対象で6社は連結会計、ほかは単体売り上げを合算。トップは2年連続でおきでんグループで2363億9400万円だった。
(新垣若菜)