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技術職の初任給30万円に うるまのコンサル会社 社員全体の給与も5.8%アップ 沖縄 


技術職の初任給30万円に うるまのコンサル会社 社員全体の給与も5.8%アップ 沖縄  タップホスピタリティラボ沖縄(資料写真)
この記事を書いた人 Avatar photo 玉城 文

 ホテルのコンサルティングやシステム開発などを行うタップ(東京、林悦男会長)は、人材確保を目的として今年から新卒採用の初任給を引き上げた。

 研究開発に携わる大卒と高専卒の技術職は30万円に、専門学校卒については28万円に設定している。

 昨年に比べて社員全体の給与も5.8%アップしている。同社の吉田亮一社長によると、タップの社員数は291人。東京のオフィスに153人、うるま市にあるタップホスピタリティラボ沖縄には136人が勤務している。23年には東京と沖縄の地域手当を同一額に変更した。

 24年から、新卒の基本給を21万7千円に、地域手当を2万5千円とし、加えて実際の勤務時間にかかわらず、あらかじめ30時間分と定めた固定残業代を技術職に5万8千円支給し、合わせて総額で30万円とした。30時間を超える残業が発生した場合は、別途残業代を支給する。技術職以外の採用には固定残業代は付与されないが、基本給と地域手当が同様に引き上げられる。

 (玉城文)