帝国データバンク沖縄支店が8日発表した4月の県内企業倒産(負債額1千万円以上)は3件で、負債総額は1億6700万円だった。件数は前年同月と同数で、総額は45・1%減少した。
建設、製造、サービス業が各1件ずつで、要因は販売不振。主な倒産は大工・コンクリ工事の大喜建設(大宜味村)で、1億2800万円だった。
同支店の景気動向調査によると、4月の県内の景気DIはプラス56・2で、13カ月連続で全国1位だった。ただコロナ禍の影響を引きずり厳しい経営を続けている企業も多いとして、担当者は「コスト高騰や円安、日本銀行の金融緩和策解除の影響などで、今後倒産件数が増加する可能性がある」と話した。 (與那覇智早)