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台湾の関税優遇停止 中国134品目、圧力強化


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【北京、台北共同】中国政府は31日、台湾から輸入する機械や化学製品などの134品目に対する関税優遇措置を停止すると発表した。これまで関税を通常税率より引き下げていたが、6月15日に打ち切る。台湾独立派と見なす民主進歩党(民進党)の頼清徳政権に貿易で打撃を与える狙い。 習近平指導部は5月23、24両日の台湾を包囲する軍事演習に続き圧力を強化。中国商務省は優遇措置停止の理由について民進党政権が中国からの輸入に「長期的かつ一方的な規制」を行い、中台が結ぶ経済協力枠組み協定(ECFA)の規定に違反したためと説明した。