東急は4日、平日や閑散期の九州・沖縄エリアへの旅客誘致に向け、地元の航空会社やJR九州などと連携したキャンペーンを始めた。東急の宿泊施設サブスクリプション(定額利用)サービスを使うなどの条件を満たすと、全国の対象施設で次の宿泊が無料になるといった特典がある。
東急のサービスは「TsugiTsugi(ツギツギ)」の名称で、全国200以上の宿泊施設を利用できる。キャンペーンでは、ソラシドエア(宮崎市)に搭乗してツギツギの対象施設に泊まれば、次回の1泊が全国どこでも無料になる。
ソラシドエアとスターフライヤー(北九州市)の対象路線の機内限定で、JR九州の乗り放題チケットを販売し、行き先の分散を促す。キャンペーンは来年5月末まで。
東急の担当者は「新しい旅のスタイルを提案し、需要を創出しながらオーバーツーリズム(観光公害)の解消につなげたい」としている。
(共同通信)