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クロマグロ増枠提案 水産庁方針、国際会議で


クロマグロ増枠提案 水産庁方針、国際会議で クロマグロ漁獲枠を巡る主な経過
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 水産庁は4日、太平洋クロマグロの資源管理を議論する国際会議で漁獲枠の増枠を提案する方針を示した。小型魚(30キロ未満)や大型魚(30キロ以上)を現状より増枠した場合でも資源を維持できると試算。
 今後、増枠幅など提案内容を詰める。
 国際会議が7月に開かれるのを前に、東京都内で漁業者や自治体関係者向けの説明会を開いた。
 国際機関による最新の資源評価を示し、2015年の漁獲制限以降は資源回復が進んで足元では目標値を上回っていると紹介。その上で「一定の範囲で増枠は可能だ」との評価結果を説明した。
 水産庁は現行の漁獲枠のうち小型魚を20%増、大型魚は2倍に増やしても資源の増加傾向は維持できると独自に試算した。