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美ら海水族館と首里城、コロナ影響薄れ観光客増加 沖縄美ら島財団が2年連続黒字


美ら海水族館と首里城、コロナ影響薄れ観光客増加 沖縄美ら島財団が2年連続黒字
この記事を書いた人 Avatar photo 與那原 采󠄀恵

 沖縄美ら海水族館と首里城公園の指定管理を受ける一般財団法人「沖縄美ら島財団」(花城良廣理事長)の2023年度の収支(当期経常増減額)が7億8千万円となり、2年連続で黒字を計上したことが5日、財団への取材で分かった。同財団は、県へ23年度の歩合納付金として約7億6千万円を支払うこととなっているため、純利益は約2千万円となる。

 5月23日に那覇市内で開催された理事会で、同財団が23年度の事業内容や決算などの議案を報告し、承認された。

 23年度の売上高に当たる経常収益は、前年度比23.2%増の126億5千万円、経常費用は同27.4%増の118億7千万円だった。

 新型コロナウイルスの影響が和らいだことに伴い入域観光客数が増加し、23年度の沖縄美ら海水族館がある海洋博公園の来客数は357万人(前年度比82万人増)、首里城公園への来園者数は145万人(同45万人増)となったことが増収に寄与した。

 (與那原采恵)