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5月倒産2件 前年比3件減 帝国データ沖縄


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 帝国データバンク沖縄支店が6日発表した5月の県内企業倒産(負債額1千万円以上)は2件で、負債総額は3400万円だった。件数は前年同月比3件減で、総額は95・8%(7億8500万円)減少した。
 主な倒産は広告代理業のビーンズ広告社(那覇市、負債額2400万円)など、いずれもサービス業で販売不振が原因だった。
 同支店の景気動向調査によると、観光関連産業の回復や大型の公共・民間工事の発注が好調なことから、5月の県内の景気DIはプラス55・1で、14カ月連続で全国1位だった。一方で企業からは、物価高が続き消費マインドが低下しているとの声もあるといい、景気DIは2カ月連続で低下した。担当者は「人件費や採用活動の経費も上がっていて、企業側の負担は増している。引き続き倒産発生状況を注視する必要がある」と話した。 (與那覇智早)