太平運輸(西原町、比嘉哲哉社長)は6日、糸満市西崎に整備した「太平運輸物流センター沖縄危険品倉庫」の完成式典を開いた。ガソリンやオイル、アルコールなど危険物に指定された製品を保管するため、消防法などの関係法令に対応した施設。県外から沖縄に販売される関連製品について、事前に沖縄で貯蔵しておくことで、注文を受けてから早く届けられるようになり、県内物流の活性化を図る。
太平運輸はエッカ石油(浦添市、上地啓太社長)の100%子会社で、同社の石油などを運搬している。今回の危険品倉庫はエッカ石油以外の企業から物品の保管を請け負う計画。消防法の関係で、危険物は一定量以上は保管できない。物流関係企業などから、県内で柔軟に使える営業用の危険品倉庫の整備を望む声を受け、今回の整備となった。施設は床面積が600平方メートル。高さ6メートル。264パレット分の収納が可能という。太平運輸の仲真良武取締役部長は「県内の営業用危険品倉庫としては最大級だ。現状は荷主が事前に(県内で)保管できれば、物流が加速できる」と話した。 (島袋良太)
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危険品倉庫を整備 太平運輸 県内の貯蔵需要に対応
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琉球新報朝刊
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