【東京】政府が21日に閣議決定した「骨太方針」は沖縄関連記述が原案から一部修正された。
「基地跡地の先行取得と空港等との一体的な利用」との記述の中で「空港等」が「那覇空港等」に再修正された。17日の2回目の自民党政調全体会議で意見が上がり、政府が応じた。
「基地跡地の先行取得と那覇空港等との一体的な利用」は、県経済団体が推進しているプロジェクト。本島中南部で返還が計画されている米軍基地の跡地利用と、那覇空港の機能強化などを一体的に推進する長期ビジョン「ゲートウェイ(GW)2050」を示している。
沖縄関連は他に「脱炭素化」「教育・医療・福祉が融合したこどもの貧困対策・Well―being拠点設置に向けた取組」「平和学習の充実」などを「国家戦略として総合的に推進する」と記載された。安全保障関連では「南西地域」に関する記述を設け「武力攻撃を想定した避難施設(シェルター)」確保の取り組み推進も明記した。
(嘉数陽)