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「沖縄経済の回復や成長へ絶えず貢献」 沖縄公庫・新垣新理事長が抱負 


「沖縄経済の回復や成長へ絶えず貢献」 沖縄公庫・新垣新理事長が抱負  就任会見で抱負を語る沖縄振興開発金融公庫の新垣尚之理事長=2日、那覇市おもろまちの同公庫(ジャン松元撮影)
この記事を書いた人 Avatar photo 当間 詩朗

 1日付で就任した沖縄振興開発金融公庫の新垣尚之理事長と川上好久前理事長が2日、那覇市おもろもまちの沖縄公庫で記者会見を開いた。

 新垣理事長は「沖縄経済の回復や成長に途切れることなく貢献していきたい」と抱負を語った。

 新垣氏は1964年生まれ。国頭村出身。琉球大卒業後の86年に入庫した。庶務部長、総務部長などを歴任し、2022年4月から融資第一部長、23年4月から理事を務めていた。公庫生え抜き職員の起用は3人目で、県出身者の就任は4人目。23年3月末時点での沖縄公庫の出資融資残高は1兆739億円。

 新垣氏は「時代環境、地域ニーズの変化に合わせた政策金融機能を積極的に発揮し、沖縄振興に貢献できるよう努力したい」と述べた。

 川上氏は任期中の新型コロナウイルスへの対応を振り返りながら「200人足らずの職員が一丸となり、3カ月で1万件の資金繰り支援を実行した。公庫として、危機を乗り越え、組織的な経験、知見の積み上げにもなった」と述べた。 

(当間詩朗)