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「再生可能エネルギー」の今後の可能性 さまざまなメリットで脚光<けいざい風水>


「再生可能エネルギー」の今後の可能性 さまざまなメリットで脚光<けいざい風水>
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 4月に宮古島全域で発生した大規模停電を覚えていらっしゃいますか。来間島では県内電力会社と民間事業者が連携し「太陽光発電」と「大容量蓄電池」を活用した「地域マイクログリッドシステム」の稼働で主電源が停電中の約2時間もの間、全100戸へ電力供給を行い、地域住民の不安を取り除いたことは記憶に新しいものと思います。

 近年の資源高に伴う物価高、円安の影響もあり、電気料金が長期的にどう推移するか不透明です。一般家庭、企業においても経費削減は喫緊の課題であり、できるだけ自己負担が少なく、経費支出を抑え、収入の一助となる取り組みがあればうれしいものです。

 再生可能エネルギー(太陽光、風力、水力、地熱、バイオマスなど)の活用がその取り組みの一つです。設備導入のメリットとして(1)電気料金の削減(2)CO2排出量削減(環境保全)(3)災害時でも電気が使える(4)企業イメージの向上―などさまざまなメリットがあり、脚光を浴びています。

 沖縄県もSDGs、ESGの観点から、事業者・自治体向け『県クリーンエネルギー導入ワンストップ相談窓口(クリエネ窓口)』を設置し、クリーンエネルギー導入、省エネ、補助金活用などの幅広い相談が可能となっています。

 島嶼(とうしょ)県であるわが沖縄県においては、今後発生しうるさまざまな事態(自然災害含む)を想定した備えが必要だと思われます。

 この機会に「再生可能エネルギー(クリーンエネルギー)」への取り組みを、検討してみてはいかがでしょうか。

この記事を書いた人
平島 達也 沖縄銀行 牧港支店長